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~前回までのあらすじ~
幼馴染のアキヒナが男子とお喋りしているところを目撃したビワ。
疎外感から彼女はアキヒナに冷たくしてしまい、帰宅後、謝ろうと反省する。
けれど翌日、またしても2人が一緒にいる現場を見て、ビワは激しい嫉妬心を抱く。
「ビワこれ見て! さっき面白い動画を教えてもらったんだ!」
「フフ、面白いね」
「でしょ!? ほかの動画も見て!」
「……アーちゃん。ちょっとついてきて」
「? うん」
「どうしたの? ビワ」
「何か話があるなら帰りながらでも……」
ドンッ
「!?」
「ビ、ビワ?」
「アーちゃんさぁ、男の子に対して警戒心薄くない?」
「え?」
「何言ってるの? 意味が分からない」
「アーちゃんは分かってないだろうけど、思春期の男の子は女の子の身体に興味を持つ年頃なんだよ?」
「さっきの彼だってアーちゃんをいやらしい目で見てるかも。気持ち悪い」
「!」
「さっきから何!? 私の友達の悪口なんて言わないでよ!」
「え……」
「どういうつもりか知らないけど、今のビワ好きじゃない!!」
「なんで……」
「私はアーちゃんが心配なだけなのに、なんでそんなこと言うの!?」
「こっちの気持ちも知らないくせに、私以外の子と仲良くしないでよ!」
「もういい! 帰る!」
「あ、アーちゃん!!」
「バカ……」
「自分でも分かんないよ。アーちゃんがほかの子と仲良くしてると無性にイライラしたり、頭に血が上ったりして嫌な気持ちになるの」
「八つ当たりなんてしたくない。でも抑えられないよ」
「アーちゃん……」
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(アーちゃんが誰かに奪われるくらいなら――)
(いっそのこと私が…)
④へ続く…
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補足
学校の玄関と教室に修正を加えております。
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