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前回までのあらすじ
ルスの秘密を知った杏子は素直な気持ちを打ち明け、一夜を共にする。
身体と心を重ねた2人の答えは…。

San Sequoia

ルス「杏子」

「これを受け取ってほしい」

「料理を教えてくれたお礼と…僕の気持ちだ」
シバ・杏子「わあ、綺麗!」

「赤い薔薇の花言葉は”あなたを愛してます”」

「僕は2度、君に心を奪われた。1度目は公園で目が合った時。そして2度目は…僕の身体を受け入れてくれた時」

「杏子、結婚を前提に僕とお付き合いしてください」

「これからもずっと君と一緒にいたい」

「告白するのは私のほうだよ。私だってルスなしの人生は考えられない」

「でも本当に私なんかでいいの?口うるさいし、気が強くてわがままだよ?」

「僕の欠点を指摘してくれて、いつだってポジティブで、芯のある君が良いんだ」

「嬉しい!もう今すぐにでも結婚したいぐらい!」

「なら、さっそく杏子のご家族に挨拶したいな。”娘さんを僕にください”って伝えなくちゃ」

「じゃあこのまま会いに行こっか。妹のカリンとシェアハウスの皆にも私のルスを紹介したいな」
「ああ、そうしよう」
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現在

「これが――」

「私とルスのなれそめ♡」

シバ・ロゼット「スピード婚なのがお母さんたちらしいよね」
シバ・水蜜「ていうか昔のママが料理下手だったの意外すぎる」

「杏子に喜んでもらいたくて結婚後もたくさん練習したんだよね」
「このクラウンローストすっごく美味しいよ。ルスのごはんはどれも絶品だからつい食べ過ぎちゃう♡」

シバ・マルメロ「いや、パパのごはんは美味しいけどそのおなかは膨れすぎでしょ!」
(あ、嫌な予感するから退避)ガタッ

「昔はスリムだったのに今じゃ銅鑼だよ銅鑼wwwwwww」


「あ゛あ゛あ゛ぁ!ごめんなさい!腰が逆に折れちゃう!姉ちゃんたち助けて!!」
「慈悲はない」
「口は禍の元だよ、マル」

「イテテ…骨折れるかと思った」
「ダウト。毎日牛乳飲んでるガキんちょが何言ってんの」

「杏子のスタイルはとても魅惑的だよ。さながら乙女の愛らしさと悪魔的な妖艶さを兼ね備えたサキュバスのようだ」
「え~♡ルスになら毎晩夜這いしちゃう~♡てか毎晩してる~♡」

「オエッ゛まぁた始まったよ!いっつもチューしてさぁ!マジ子供の前で勘弁してほしいんだけど!」
「お母さんたちがこうなったら止まらないよ。空気を読んで私の部屋に避難しよう」

「隙あらば毎日毎日イチャついてさー、飽きないのかな?」

「マルは恋人がいないから分からないんだよ。好きな人ができれば変わるかもね」
「ロゼ姉ちゃん、わりと残酷なこと言うよな…マジ嫌味にしか聞こえない」

「そういうお姉ちゃんは彼氏とどうなの?」
「ラブラブだよ。会わないとすぐ恋愛満足度下がっちゃうけど」

「あ、そうそう聞いて。最近、ガブリエラがゼ〇シィ読み始めてるんだよね。ウェディングプランナーにでもなりたいのかな?」
「水蜜それ…将来覚悟しな」

「まっ、恋人がいようがいまいが関係ないね。俺は早く大人になって一人暮らししたい!」
「頑張れ頑張れ」

「杏子は今の暮らしに不満ない?」
「特にないよ~。ルスは仕事も家事も頑張ってくれてるから、むしろ大助かり」

「まあ大変な時もあるけど、時間が経てばどれも些細なことだよ」

「子供たちも大きな病気もなく伸び伸び育ってくれた」

「ロゼットや水蜜、マルメロが大人になって、この家から出ていったら寂しくなるな」
「自立してもらわなくちゃ困るわよ。大人3人も世話したくないっつーの」

「あの子たちが巣立ったら、また2人でゆっくり過ごそうね」
「うん♡」

「あ、そういえば仕事終わりにチョコレートを買っておいたんだ」
「えー!私の好きなトリュフチョコじゃん!!」

「子供たちはもう寝ちゃっただろうから、杏子のおなかにしまっちゃおうね」
「わーい♡」

「美味しい♡ルスってば、私を喜ばせる天才だね」

「僕はただ、杏子が美味しそうにごはんを食べる時の顔を見るのが幸せなんだ。それは結婚前から変わらないよ」

「私だって、こうしてルスの隣に座ってる時間が一番幸せ」

「これからも?」
「うん、これからも」


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完
あとがき
お疲れ様でした。
ここからは簡単なシム設定や経緯などの紹介になります。
まず主人公の杏子は生まれた時からギャルにしようと考えてました。

杏子は幼少期からラブラブな母親たちを見て育ってきた影響か、自分も可愛いお嫁さんになりたいと夢を持ちます。


ちなみに杏子の母親たちのなれそめ物語①~⑩話も投稿しておりますので、お時間ある方は良ければご覧ください。
母親たちはわりとピュアなお付き合いをした反面、杏子はステキな彼氏をゲットするために料理スキルを磨いたり、身体の相性を確かめるためにウフフに誘ったりと肉食系女子に成長。
奔放な面もありますが、目標のために努力を惜しまない女の子です。
見た目もギャルな感じで華やかにさせ、タウニーのエイデンと付き合いました。
ですがある日、2人が口喧嘩をして恋愛ゲージが真っ赤になったので破局。
現在エイデンはislandlivingのナラニさんと結婚してます。
破局後はカーソンというタウニーと付き合いましたが、私がしっくりこず、適当な理由で別れさせました。
ルームメイトたちは順調に恋愛を進めてるのに、このままだと杏子の夢が叶えられなくて可哀想…;;。
そこでルスという杏子にとって理想の王子様を作りました。

ルスは男装の麗人をイメージ。
温厚な善人で人の良い所を見つけて褒めますが、とにかく甘ったるい言葉を平気で言うキザなシムです。
けれどそれが杏子のドツボというか、自身を全肯定してくれる存在なので2人はすぐに惹かれ合い、結婚。
今では我が百合世帯の中でも随一を誇るバカップルとなり、ギャルだった杏子も3児の母となりました。


スリムだったのにルスの手料理の食べ過ぎと3度の出産を経てこんな豊満な身体に…。
幸せ太りだから問題ないか^^。
以下の画像はWickedWhimsというMODによるムードレット。

少し離れ離れになるとこのムードレットが出るため、杏子とルスは出会う運命だったんだなあとつくづく思います。
まあ、私が引き合わせたんですがね。
作中でも語りましたがルスはただの男装の麗人ではなく、ふたなり属性を持っています。
本当の両性具有とはちょっと異なりますけど、私のワールドでは女性の身体に男性器が付いた人間という設定です。
ルスは端正な顔立ちで女の子たちにモテますが、誰にもふたなりを受け入れてもらえず孤独な人生を歩んできました。
ルスの料理がメシマズだったのも、誰かに食べさせることができず客観的な意見が得られなかったから。
そんなところに思ったことをズバズバ言う杏子と出会い、運命が変わります。

2人の間には3人の子供たちが生まれたけど、現在進行形で杏子はまだ子作りを検討しています。
彼女でもあり彼でもあり、パパでもありママでもあるからルスに対する子供たちの呼び方がバラバラ。
けれど子供たちや杏子にとってルスが大事な家族なのは間違いありません。
当然ルスも家族を愛しています。
2人の世帯をプレイしていると、いつもラブラブで大変微笑ましいです。
私がウフフさせようかなと思った瞬間に自律ウフフしてるのでほぼ見守ることしかしてません笑。
最早2人を引き離すことはプレイヤーの私でさえもできないでしょう。

これからもSNSやブログでルスと杏子のラブラブSSを載せるので、また見てくださったら幸いです。
それでは、最終話までご覧いただきありがとうございました!
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