百合カプなれそめ物語~アキヒナ×ビワ③~

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2話はこちらから

~前回までのあらすじ~

幼馴染のアキヒナが男子とお喋りしているところを目撃したビワ。

疎外感から彼女はアキヒナに冷たくしてしまい、帰宅後、謝ろうと反省する。

けれど翌日、またしても2人が一緒にいる現場を見て、ビワは激しい嫉妬心を抱く。

「ビワこれ見て! さっき面白い動画を教えてもらったんだ!」

「フフ、面白いね」

「でしょ!? ほかの動画も見て!」

「……アーちゃん。ちょっとついてきて」

「? うん」

「どうしたの? ビワ」

「何か話があるなら帰りながらでも……」

ドンッ

「!?」

「ビ、ビワ?」

「アーちゃんさぁ、男の子に対して警戒心薄くない?」

「え?」

「何言ってるの? 意味が分からない」

「アーちゃんは分かってないだろうけど、思春期の男の子は女の子の身体に興味を持つ年頃なんだよ?」

「さっきの彼だってアーちゃんをいやらしい目で見てるかも。気持ち悪い」

「!」

「さっきから何!? 私の友達の悪口なんて言わないでよ!」

「え……」

「どういうつもりか知らないけど、今のビワ好きじゃない!!」

「なんで……」

「私はアーちゃんが心配なだけなのに、なんでそんなこと言うの!?」

「こっちの気持ちも知らないくせに、私以外の子と仲良くしないでよ!」

「もういい! 帰る!」

「あ、アーちゃん!!」

「バカ……」

「自分でも分かんないよ。アーちゃんがほかの子と仲良くしてると無性にイライラしたり、頭に血が上ったりして嫌な気持ちになるの」

「八つ当たりなんてしたくない。でも抑えられないよ」

「アーちゃん……」

(アーちゃんが誰かに奪われるくらいなら――)

(いっそのこと私が…)

④へ続く…

補足

学校の玄関と教室に修正を加えております。

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